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ワンセグにに加え、LISMOにも対応した日立製作所製「W43H」 |
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サイクロイドスタイルという独特の動きで人気を得たシャープ製「905SH」 |
次々と新しい機種やサービスが登場するケータイ。目まぐるしい進化のあまり、ちょっと目を離していると、何が起きているのかがわからなくなってしまいそうです。2006年のケータイはどう変わったのか、何が起きたのかを振り返ってみましょう。
2006年はケータイ業界にとって、もっとも重要な一年だったと言えます。それは言うまでもなく、10月24日にMNP(番号ポータビリティ)が開始されたからです。今までのケータイは電話番号によって、契約できる携帯電話事業者が決まっていましたが、MNPにより、同じ電話番号のまま、どの携帯電話事業者とも契約ができるようになりました。ここ数年のケータイ業界は、MNP導入のために動いてきたと言っても過言ではなく、本番となった2006年は新機種も新サービスも例年以上に豊富な1年でした。
そんな2006年のケータイ業界において、トピックとなったのは2つのサービスでしょう。ひとつは「ワンセグ」、もうひとつは「音楽プレーヤー」です。ワンセグは携帯電話やモバイル機器向けの地上デジタル放送で、2006年4月に正式サービスが開始され、12月には全国にエリアが拡大しました。対応機種はそれほど多くありませんでしたが、サイクロイドスタイルという独特のメカで、液晶ディスプレイを回転させられるようにした旧ボーダフォン(現ソフトバンク)のシャープ製「905SH」が話題になりました。auでも日立製作所が「W41H」「W43H」と相次いで2機種のワンセグケータイを開発し、好評を得ました。
これらのワンセグ対応ケータイをはじめ、今年、登場した多くの機種には、ここ数年の主流だったQVGA(240×320ドット)サイズよりも少し広いワイド液晶(240×400ドットや240×432ドット)が搭載され始めています。横向きに表示をすれば、ワイドサイズの映像が見やすいこともありますが、縦向き表示ではメールやコンテンツ閲覧の画面も広く使えるというメリットがあります。さらに、ワイドQVGAを超え、一時期のパソコン用匹敵するVGA(480×640ドット)表示が可能な液晶ディスプレイを搭載するモデルも登場しました。
音楽ではauのLISMOが注目を集めました。LISMOはダウンロードした着うたフルだけでなく、パソコンで音楽CDから楽曲を取り込むことができるサービスです。auのWINに対応したケータイの全機種に搭載されているため、最新機種を購入すれば、どのモデルでも同じようにケータイを音楽プレーヤーとして活用することができます。気になるバッテリーの持ちもほとんどの機種で、連続10時間以上の音楽再生が可能になり、iPodなどの本格的な音楽プレーヤーとは違った手軽な音楽プレーヤーとして活用されています。ちなみに、NTTドコモやソフトバンクのケータイもほとんどの機種で音楽再生機能が利用できるようになっています。
肝心のMNPについては、ソフトバンクが「0円」をセンセーショナルに謳いながら、サービス開始時に大きなトラブルを起こしました。その後、トラブルについては各方面から厳しい批判が相次ぎ、「0円」広告も公正取引委員会から厳しい警告を受けました。実際のユーザーの移動については、auの好調が伝えられていますが、市場全体から見れば、シェアが変動するほどの動きにはなっていません。MNPの利用でメールアドレスが変わってしまうデメリットを敬遠している面もありますが、多くのユーザーが年間割引サービスなどを契約しているため、これから1年以上、掛けて、ゆっくりと動くのではないかと言われています。
この他にもいろいろと注目される動きはありますが、2007年も私たちをより楽しませ、便利に使いやすく進化したケータイが登場することを期待しましょう。