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コラム「今さら聞けないケータイの話」

基本使用料に含まれる無料通話分ってナニ?

2007年06月28日

法林 岳之

 ケータイを契約すると、月々の基本使用料が掛かります。ほとんどの料金プランには、基本使用料に一定額の無料通話分(無料通信分)が含まれています。今回はこの無料通話分について、解説しましょう。

写真あまった無料通話分はくりこしができる。どれくらいくりこされたのかは料金案内ページなどで確認が可能

 ケータイの使い方は人によって、少しずつ違います。メールや通話などをたくさん使う人もいれば、掛かってくる電話に応答するのがほとんどという人もいます。こうした幅広いニーズに対応するため、各携帯電話会社ではいくつかの料金プランを用意しており、それぞれの料金プランには基本使用料が設定されています。基本使用料はケータイの回線を利用するために掛かる料金で、利用の有無にかかわらず、毎月、一定額が請求されるしくみになっています。

 ただ、実際には数回、通話や通信をしているにもかかわらず、基本使用料分程度しか請求されないケースもあります。これはほとんどの料金プランに、基本使用料に無料通話分(無料通信分)が含まれているためです。「基本使用料を支払ってるのに、無料ってどういう意味?」という気もしますが、簡単に言ってしまえば、基本使用料の内に、通話やパケット通信に使える料金があらかじめ含まれている「パック料金」のような構成になっているわけです。

 この基本使用料に含まれる無料通話分の配分や比率は、料金プランごとに違います。たとえば、NTTドコモの場合、もっとも安価な「タイプSS」では3780円の基本使用料に1050円分の無料通話分が含まれているのに対し、ケータイをよく利用する人のための「タイプL」では1万80円の基本使用料に、6300円の無料通話分が含まれています。つまり、高い料金プランでは基本使用料の半分以上に無料通話分が含まれているわけです。

 この無料通話分は音声通話やテレビ電話、メールやコンテンツ閲覧時のパケット通信料、ショートメッセージサービスなどの料金として、使うことができます。ただし、コンテンツを購入したときの情報料、オプションサービスの利用料などとしては使うことができません。NTTドコモについては、海外で利用したときの通話料に充当することができます(FOMAデータプランの無料通信分は対象外)。

 基本使用料に含まれている無料通話分があまったときはどうなるのでしょうか。従来はその月に使わなかった無料通話分がムダになっていましたが、現在はある一定の限度内で翌月以降にくりこしたり、家族割引サービスを利用しているときは家族内で分け合うといったことができます。たとえば、auは契約している料金プランに応じた上限額の範囲で無期限にくりこしができ、NTTドコモも最大2カ月の範囲で、あまった無料通話分をくりこすことができます。ソフトバンクは他の2社と同様の料金プランである「ブループラン」や「オレンジプラン」を契約しているときは同じようにくりこしができますが、「ホワイトプラン」など、その他の料金プランではくりこしができません(旧料金プランをのぞく)。これは「ホワイトプラン」が無料通話分がない代わりに、月々の基本使用料を月額980円と割安に設定しているためです。

 ケータイをどれくらい利用するのかは、その時期や状況によって、少しずつ違ってくるものです。基本使用料に含まれる無料通話分を上手に使うことにより、こうした違いをうまく吸収することもできます。料金プランに関する相談は各社の系列店でいつでも受け付けているので、気になる人は今一度、相談してみることをおすすめします。

プロフィール

法林岳之(ほうりん・たかゆき)
ITジャーナリスト。パソコンや携帯電話など、幅広いデジタル製品の試用レポートや解説記事を執筆。携帯電話関連では業界No.1サイト「ケータイ Watch」にも連載中。「できるWindows Vista」「できる入門 今日からはじめるパソコン Windows Vista 対応」(インプレス刊)など著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。

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