現在位置:asahi.com>デジタル>今さら聞けないケータイの話> 記事 ケータイの形はどれがいいの?〜その他のデザイン2007年11月08日 法林 岳之 ケータイには次々と新しい機種が登場します。折りたたみタイプ、ストレートタイプ、二軸回転式、スライド式と、ケータイの形によるメリットやデメリットなどについて、解説してきました。今回はそれらとは異なる他のデザインについて、紹介しましょう。
ケータイは新しい機能やサービスの登場で利用スタイルが変化し、形も少しずつ変わってきました。メールやコンテンツ閲覧に適した折りたたみタイプ、カメラ付きケータイを活かす二軸回転式などがその典型的な例です。そして、ここ1〜2年、ケータイの形を新たに変化させるきっかけとなっているのが「ワンセグ」です。 ワンセグはケータイやカーナビ、モバイル機器など、移動する機器を対象にした地上デジタル放送のひとつです。つまり、ケータイでテレビ番組が見られるわけですが、一般的にケータイは縦長の画面で利用するのに対し、テレビの画面は横長です。そこで、メールや通話など、ケータイの基本的な使い方をするときとは別に、ワンセグを見るときに視聴しやすいケータイの形が模索されています。 たとえば、今まで紹介してきた二軸回転式やスライド式などのケータイは、ディスプレイ部を反転したり、端末本体を横向きに構えることで、画面の向きを横にできます。これにより、横長のテレビ番組を表示できるわけですが、番組などの表示を横向きにするには、画面表示の縦横を切り替えるなどの操作が必要ですし、チャンネルの切り替え、音量の調節などは、側面のキーを操作しなければならないなど、操作が煩雑な面もあります。 そこで、最近ではワンセグの視聴に適した新しいケータイの形がいくつか登場しています。たとえば、通常の折りたたみタイプのボディでディスプレイを90度、回転させるメカニズムを組み合わせた「サイクロイド機構」を採用したケータイもそのひとつです。メールや通話などは折りたたみタイプと同じように使い、ワンセグを視聴するときはディスプレイを回転させ、横画面に切り替えて、利用するわけです。ディスプレイを回転させると、自動的にワンセグを起動できるうえ、ダイヤルボタンで直接、チャンネルを選べるなど、操作がわかりやすいというメリットがあります。このサイクロイド機構を採用したケータイはシャープが開発し、「AQUOS(アクオス)ケータイ」というネーミングで各携帯電話事業者向けに供給しています。 また、折りたたみタイプをベースにしながら、二方向に開くというユニークな「W(ダブル)オープンスタイル」と呼ばれる構造を採用したケータイもあります。通常の折りたたみタイプはボディの短辺側にヒンジ(蝶つがい)がありますが、長辺側にもヒンジを装備し、横向きにもケータイを開けるようにしています。横向きに開いたときにワンセグを自動起動させたり、ダイヤルボタンでチャンネル操作をできるなどの機能もあります。Wオープンスタイルは2006年にauのW44S(ソニー・エリクソン)という機種で採用されましたが、先般、NTTドコモから発表された最新機種の「P905i」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ)にも採用されました。P905iは従来の同社製ケータイでおなじみのワンプッシュオープン(側面のボタンを押すと、折りたたみボディが自動的に開く構造)を活かしながら、横方向にも開くことを可能にしています。二方向に開くという複雑な動きのヒンジでありながら、機構部分がコンパクトにまとめられており、通常の折りたたみタイプと変わらない感覚で利用できます。 この他にもケータイの形にはいろいろなものがありますが、その多くは対応するサービスや搭載する機能などを活かすために考えられたものです。年末商戦から来春にかけて、新しいケータイが次々と登場する予定ですが、新しい形のケータイにも少し興味を持ってみてはいかがでしょうか。もしかしたら、今までの形よりもグッと使いやすいかもしれません。ぜひ、店頭などで試してみてください。 プロフィール
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