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コラム「藤本健のオーディオステーション」

ジャケット画像、デジタルオーディオでも楽しむ

2008年02月29日

 ジャケットを眺めながらCDを選ぶ。これはデジタルデータとして扱うパソコンやデジタルオーディオにはない楽しさです。しかし、パソコンソフトやデジタルオーディオでも、ジャケット画像をそれぞれの曲に登録することで、ディスプレイに表示し、楽しむことができます。今回はパソコンに取り込んだ音楽に、iTunesでジャケット画像を登録する方法を紹介しましょう。

写真(1)ここに画像ファイルをドラッグ&ドロップすると、iTunesで選択している曲にアートワークとして登録される。なお表示されていないときは下に4つ並んでいるボタンの一番右をクリックすればよい。
写真(2)「編集」メニューの「設定」で「一般」タブにある「持っていないアルバムアートワークを自動的にダウンロードする」にチェックを入れておく。

 iPodシリーズでは、ディスプレイを備えていないiPod shuffle以外、iPod classic、iPod nano、iPod touchでジャケットを表示でき、iTunesと同様にジャケットをパラパラとめくりながら曲を選ぶ「coverflow」機能を使えます。ただ、自分でCDからパソコンに取り込んだ音楽は、もともとジャケット画像が用意されていません。

 iPodやiTunesでは、ジャケット画像を「アートワーク」と呼んでおり、各曲に登録できます。アートワークの登録はiPodではなく、iTunesでします。一度登録しておけば、その曲をiPodに転送するだけで、iPodでアートワークが表示されるようになります。

 アートワークの登録はとても簡単。最初に「ライブラリ」の「ミュージック」からアートワークを登録したい曲を探し、クリックして選択。iTunesのウィンドウの左下に「アルバムのアートワークをドラッグ」と表示されており、曲を選択した状態で、ジャケット画像をここにドラッグ&ドロップすれば登録されます(1)。このとき、ShiftキーやCtrlキーを押しながらクリックして、複数の曲を選択しておけば、同時にアートワークを登録できます。アルバム全曲にアートワークを登録する場合、この方法が便利でしょう。

 ジャケット画像を手軽に入手する方法は、ショッピングサイトなどを活用。これらサイトではCDのジャケット画像が豊富に用意されているので、取り込んだCDを検索し、表示されたジャケット画像をブラウザからiTunesにドラッグ&ドロップすればOKです。古いCDでは、画像がないこともありますが……。そんな時は他のサイトで探したり、複合プリンタやスキャナーを持っているならば、手元のジャケットをスキャンしてパソコンにJPEGファイルとして取り込むとよいでしょう。ただ、いずれも個人利用の範囲を越えると、著作権違反になる場合があります。利用は個人内でのみが原則です。

 また自分でアートワークを登録したつもりはないのに、iTunesのライブラリを見ると既にアートワークが表示されている。iTunesはCDから曲を取り込むと、インターネットから自動的にアートワークをダウンロードする機能も備えているためです(2)。この設定をしておけば、新しい曲をパソコンに取り込む度、アートワークが自動登録されます。ただ、取り込んだCDすべてのアートワークが手に入るかというと、そうではありません。これは、iTunes Storeで販売されている曲のアートワークをダウンロードしているため、iTunes Storeに用意されていない曲のアートワークは空のままとなります。なお、この自動ダウンロード機能はiTunes Storeを利用するためのAppleアカウントを作成し、サインインしていないと使えないので注意してください。アートワークのダウンロードは無料で利用できるので、Appleアカウントを持っていない人は、この機会に作ってみてはいかがでしょうか。

プロフィール

藤本健(ふじもと・けん)
ライター兼エディター。デジタルオーディオ機器およびDTM関連を中心に雑誌やWebサイトで試用レポートや解説記事などを執筆。「AV Watch」で藤本健の「Digital Audio Laboratory」の連載、「All About」で「DTM・デジタルレコーディング」のガイドを担当。「サウンド圧縮テクニカルガイド 」(BNN新社)、「コンプリートDTMガイド・ブック」(リットーミュージック)など著書も多数ある。

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