現在位置:asahi.com>デジタル>藤本健のオーディオステーション> 記事 付加機能で選ぶ携帯オーディオ2008年04月07日 デジタルオーディオプレーヤー(以下、デジタルオーディオ)はMP3やAACといった音楽ファイルを再生できることはもちろんですが、最近の製品ならば動画再生や写真表示機能にも対応しているものも多く、かなり多機能になっています。さらに、デジタルオーディオに搭載されている機能は音楽、動画、写真だけではありません。中にはさらに付加機能を搭載し、一台二役、三役で使える製品もあります。今回はそんな機能を紹介してみましょう。
まずは本体にマイクを内蔵し、周囲の音や会話を録音できるボイス録音機能。会議のときに録音しておけば、後で議事録を作成するときにも役立ちます。 録音用途に特化した製品としてはICレコーダー、そしてより高音質に録音することを目指したリニアPCMレコーダーといった種類の製品もあります。デジタルオーディオのボイス録音はマイクを一つしか搭載していないモノラル録音対応の製品が多く、音質的にはICレコーダーに比べて物足りないかもしれませんが、あくまでも音楽再生がメーンで、時々録音もしたい程度ならば、ボイス録音対応のデジタルオーディオは便利でしょう。 また最近ではデジタルオーディオであっても、複数のマイクを搭載してステレオ録音に対応、さらに非圧縮のWAVという音楽ファイルで録音し、楽器演奏の録音にも十分対応できるような製品も登場しています(1)。録音機能を重視するなら、そういった製品に注目してみましょう。 次は再生速度を遅くしたり、逆に速くしたりできる再生速度可変機能。音楽ではまず使いませんが、語学学習素材を聴くときなど、便利な機能です。一定区間を繰り返し再生できるA―Bリピート機能と合わせて使えば、難しいフレーズを勉強するときに役立つでしょう。 また先のボイス録音機能で録音したものを元に議事録を作成するときにも役立つので、ボイス録音と再生速度可変機能はデジタルオーディオを、ビジネスや実用の場で活用できる機能ともいえます。 ラジオが好きな人なら、FMチューナーを内蔵してFMラジオが受信できる製品もおすすめ(2)。デジタルオーディオ1台で、パソコンなどから転送した音楽と、リアルタイムで流れるFMラジオの両方を楽しむことが出来ます。また、FMチューナーとボイス録音の両機能を搭載している製品の中には、FMラジオをデジタルオーディオで録音できるものもあります。録音したファイルはパソコンに転送できるので、FMラジオの音楽を録音して楽しむエアチェック派には便利ですね。 次はパソコンを使わず、CDプレーヤーやカセットデッキといったオーディオ機器から、デジタルオーディオに直接音楽を取り込める機能。これはダイレクト録音や、ダイレクトエンコーディング機能と呼ばれています。 オーディオ機器とデジタルオーディオをケーブルで接続し、オーディオ機器側で音楽を再生、デジタルオーディオで録音すると、デジタルオーディオにMP3など圧縮ファイルが保存されます。CDの曲をデジタルオーディオに転送する場合はパソコンを使ったほうが早く、また簡単ですが、この方法ならレコードやカセットテープなど、アナログの音楽メディアからもデジタルオーディオに曲を取り込むことが出来ます。またパソコンを持っていないけどデジタルオーディオで音楽を楽しみたい、という人にも、パソコンが不要なので注目の機能でしょう。 ただしこのダイレクト録音では、デジタルオーディオの画面に表示される曲名やアーティスト名などは入力されません。また複数の曲、たとえばアルバム1枚の全曲を取り込んだ場合も、一つの長い曲として一つのファイルになってしまう製品もあります。製品によっては曲間の無音部分を検知し、ファイルを曲ごとに分割するものもあるので、そういった機能を備えているほうが便利でしょう(3)。 デジタルオーディオではこのように、さまざまな付加機能が用意されている製品も豊富に発売されています。自分の活用スタイルに合わせ、より便利に使えるデジタルオーディオを選んでみてはいかがでしょうか。
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