現在位置:asahi.com>デジタル>法林岳之のデジタルトレンド羅針盤> 記事 目的に合わせて選べる多彩な電子辞書2008年03月14日 春と言えば、新入学・新社会人のシーズンです。新生活へ向けて、いろいろなものを揃える時期でもありますが、新生活へ向けてのプレゼントなどにもよく選ばれるのが「電子辞書」です。
日本ではじめて登場した電子辞書は、1979年にシャープから発売された「電子翻訳機 IQ−3000」で、英単語約2500語、英熟語約300語、日本語約5000語を収録し、入力した単語の和訳と英訳の機能を備えていたそうです。それから約30年が経過し、現在では英和・和英といった辞書だけでなく、さまざまな生活に役立つ情報から専門的なコンテンツを収録したものまで、多彩な電子辞書が販売されるようになりました。電子辞書の売り場に足を運ぶと、その種類の豊富さに圧倒されそうですが、収録されているコンテンツで整理すると、いくつかのタイプに分けることができます。 まず、もっともスタンダードなのは総合タイプで、国語や英語、英会話をはじめ、百科辞典、ビジネス、健康、生活、実用など、幅広いジャンルのコンテンツを収録しています。表示されるコンテンツの内容も文字情報だけでなく、図やグラフィックを含むものもあります。一般的に電子辞書は、自分が知りたいキーワードについて、複数のコンテンツから一括検索できるため、搭載されているコンテンツが豊富であれば、それだけ、そのキーワードに関連する多くの情報を調べられるようになります。コンテンツについては、パソコンを使い、CD−ROMなどからSDメモリーカードや本体に新しいコンテンツを追加できる機種が多くなっています。 英語などの外国語のコンテンツを強化した電子辞書もあります。ビジネス英語に役立つものもあれば、翻訳などの英語を専門的に扱う人のために、英英辞典などを収録したもの、TOEICやTOEFLといった英語能力テストを勉強するためのコンテンツを収録したものなどが販売されています。英語以外にも中国語や韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語など、特定の外国語コンテンツを中心に収録したモデルもラインアップされています。単語を調べるだけでなく、ネイティブの発音を再生して、リスニングのトレーニングができるモデルもあります。 語学をはじめとする学習コンテンツを充実させた中学生や高校生向けの電子辞書も人気のシリーズです。特に、このシーズンは新入学や進学のプレゼントなどに購入する人が多くなっています。中学生や高校生向け電子辞書の特長としては、国語や英語といった基本的な辞書などに加え、高校で習う日本史や世界史、化学、物理、生物などの事典が収録されているモデル、紙で作った単語カードのように、画面に表示されたカードをめくりながら暗記できる機能を搭載したモデルなどが販売されています。 ちなみに、電子辞書とは少し違いますが、単語カードの機能に特化した「メモリボ」(コクヨ)という製品も販売されています。携帯電話よりもひと回り小さい程度のボディに、小さな液晶ディスプレイとボタンが装備されていて、デジタル単語カードとして使えるようになっています。コンテンツはパソコンから本体に書き込みますが、あらかじめ、英検や宅建、TOEICなどの資格試験対策向けのコンテンツを収録したパッケージも販売されています。 機能面ではカラー液晶やワンセグなどの新しい機能も増えていますが、電子辞書らしい機能としては、手書き入力をサポートするモデルが人気を集めています。本体に付属するペンで、手書きエリアに文字を書くと、文字を認識できるため、読みがわからない漢字を調べやすいというメリットがあります。最新モデルではメインのディスプレイをペンでタッチして、電子辞書のメニューを操作したり、画面をスクロールさせるといった使い方ができるものも登場しました。 電子辞書はユーザーのニーズに合わせ、多彩なラインアップが揃っています。搭載されているコンテンツや機能をチェックして、自分の利用目的に合った製品を選んでみてください。 プロフィール
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