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MSビル・ゲイツ会長単独インタビュー 一問一答

2008年05月08日

 米マイクロソフト(MS)のビル・ゲイツ会長の朝日新聞の単独インタビューでの一問一答は次の通り。

 ――なぜヤフーを買おうとしたのですか。

 「買収する必要があったわけではない。議論をしていくなかで、2社の組み合わせによってお互いの目標の実現を早めることができると思ったからだ。これまでのMSの成功のほとんどは、優秀なソフトウエア開発者を雇うことなどで実現してきた。実際、MSを過小評価する人は極めてまれだが、オンライン関係では負け犬扱いされ、ある意味ではおもしろい」

 ――人材が欲しかったのですか。

 「その必要はなかった。我々は常に優秀な人材を雇用している。ただ相互の目的を果たせると考えたまでだ。ヤフーには確かにいい人材がおり、それは財産だろう。だが我々にもすばらしいチームがある。世界一の研究者がおり、多くの製品を手がけ、開発者を成長させていることが成功の鍵になっている」

 ――ヤフーのジェリー・ヤン最高経営責任者(CEO)は「MSが新しい提案を持ってくればドアを開いたままだ」と言っています。

 「この問題についてはすべて話した。バルマーCEOのコメントで尽きている」

 ――最後の提案は33ドル。もしヤフーが受け入れたらテーブルに戻りますか。

 「もうヤフーについてのコメントはしない」

 ――ネット広告のビジネスモデルにどう対抗しますか。

 「検索をよりよくすることが一つだろう。我々は革新し続ける。ワープロやテレビゲームとの闘いと同じで、(結論は)消費者が決める。今日あるものが必ずしも最終の答えではない。優勢の市場もあれば劣勢のところもあるが、気にしない。我々はソフト開発が大好きだからだ」

 ――ウィンドウズの新バージョンが2、3年後に出るとか。何が新しくなりますか。

 「だいたい新製品には2、3年かかるということだ。詳細な日時はいえない。(新しくなることは)たくさんある。例えば携帯電話とパソコンの間で、情報を共有したり転送したりできる。省電力にもなるだろう」

 ――グーグルを最大の競争相手と見ていますか。

 「グーグルと重なる領域は狭い。グーグルは検索では確かに人気がありとても優秀だ。しかし業態が重なる企業は、IBMやオラクルなど、ほかにもある。我々はウィンドウズサーバーなど、核となる製品でやっていく。それがMSのビジネスだ」

 ――MSの一線から退くことに寂しさはありませんか。

 「私はソフトウエアの仕事が大好きだし、ゲイツ財団の仕事も大好きだ。財団の仕事も忙しい。エイズやマラリアの専門家に会ったり貧しい国の状況や解決策を学んだり、多くのパートナーと会ったりもしている。自分は幸運なことに成功した。今度は最良のやり方で社会に還元していきたい」

 ――日本はライブドア事件で、ネット企業に風当たりが強まりました。

 「投資の行き過ぎは世界的なもの。新興企業に失敗のリスクはつきものだが、日本でもソフト、バイオなどの分野で質の高いベンチャーは多い」

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