携帯OSのWindowsMobile6 使い勝手を検証2008年05月09日 ワードの文章を見たり、社内のメールサーバーをチェックしたり――。PCで使用頻度の高いこんな機能を携帯電話スマートフォンで持ち出せるOSとして注目されているマイクロソフト(MS)製OS「WindowsMobile6」。国内でリリースされて2年半が経過したが、MSによると、スマートフォンの販売台数累計はすでに100万台に達し、売上高は、1年ごとに3倍増の伸びを示しているという。ビジネスマンを中心に広がりを見せるこのOSの使い勝手を改めて検証した。(アサヒ・コム編集部 竹原大祐)
家電量販店によると、スマートフォンはビジネスマンを中心に問い合わせが多く、サブPCとして購入するユーザーが少なくないという。 これを使うとライフスタイルもかなり変化する。 例えば通勤途中に会社のエクスチェンジサーバーにアクセスしてメールを確認。どこでもチェックができるから、メールを確認するために、大きなパソコンを持ち歩く必要はないし、外出もしやすくなる。また、フルブラウザーも搭載し、ネット接続も容易だからPCを広げなくとも目的地を調べたり、取引先の情報を確認したりすることも可能だ。取引先との交渉内容をすぐに確認したい場合、電車を待つ間に駅のホームで社内サーバーにアップすれば、迅速な対応ができる。 モバイル版のワード、エクセル、パワーポイントが標準搭載されており、キーボードが付いた端末であれば修正や簡単な文章も書ける。エクセルは、関数が約100種類と制限されてマクロ機能も無いが、複雑なデータでなければ十分だ。スケジュール帳としての機能もあり、PCとの連動で手帳代わりになる。データを持ち運ぶことに不安を抱く人もいると思うが、万が一端末を無くした場合、リモートでデータを消す機能もある。 どこからでも社内にアクセスできるということは、常に仕事をしてしまうのではないか。心配になった記者がOSを実際に使っているMS広報・小滝麗子さんに聞いてみた。 「全く逆ですよ。気になったメールを外でチェックできるので退社も早くなり、映画を観たり、食事に行くなどうまく時間が使えるようになりました」 なるほど、場所を選ばずに仕事ができるから、効率が上がるというわけだ。ネットワーク時代の働き方としては納得だ。 また、使い道は、仕事ばかりでない。音楽、写真、動画も持ち運ぶことも簡単にできるし、USBでPCに接続すれば、データを取り込んで持ち出せる。 また、ネット上にあるフリーソフトなどをインストールすれば、自分の好みで使い勝手の良い携帯電話に仕立てることができる。 ただし、購入に際しては、気を付けなければならない点もある。機種によっては、ブラウズした時にスクロールが遅いものや、OSのバージョンによって、ワードで文章を書く際、新規作成できないものがある。また、無線LAN、Bluetoothなどを使ったネット接続だとバッテリー消耗が激しく1日もたず、いざ、電話を使いたい時に使えないことも。機種にもよるが、日本人が慣れ親しんだ文書変換で使う予測変換も基本的についていないものが多い。携帯電話とは違うという認識が必要だろう。個人ならパケット代も無視できないので、契約プランもチェックする必要がある。 MSにとって、ネット界の最大のライバル、グーグルも携帯電話用無償OS「アンドロイド」を昨年リリースし、国内の携帯業界にも再編の波が押し寄せつつある。また、アップル社のiPhoneは、スマートフォンの操作性を一変させ、国内のどの携帯電話会社が提携するかが注目されている。現在の有力候補はNTTドコモか、ソフトバンクと言われている。MS側は「アンドロイドは公開されたばかりでまだ、実態がよくわからない。オープンなだけにアプリの仕様などバラバラになりかねない。日本のお客様の目は厳しく合格は大変」と見る。iPhoneに対しては「6月発売とうわさされてますが、エンタメ電話でしかない」と実用性を強調する。「アップルやグーグルがスマートフォン市場に参入することは歓迎。業界が大きくなれば、市場規模が拡大しますから」と余裕を見せた。 この記事の関連情報注目アイテムPick UP - デジタルな生活を応援!asahi.com SHOPPING
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