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携帯電話端末各社の今期見通し、国内頭打ちで厳しく

2008年05月16日

 主要携帯電話端末メーカーは09年3月期、一転して厳しい環境下に置かれる。国内市場が頭打ちであるほか、通信事業者が新しい端末販売方式を導入したことで買い替えサイクルが長期化。需要を喚起してきたワンセグ放送受信機能の普及一巡などで、各社は製品の差別化に悩んでいる。09年3月期に出荷台数増加を予想するメーカーもあるが、各社、不安要素を抱えての1年となる。

 “一人勝ち”のシャープは08年3月期も国内首位を堅持したが、トップゆえに国内市場の先行きに対する焦燥感も大きい。今夏に予定する中国市場への参入はその表れだ。シャープ追撃の一番手である松下電器産業は「ビエラケータイ」を発売し、出荷台数を大幅に伸ばした。ただ、薄型テレビのブランドを冠した端末は各社から出そろっており、今後差別化するには新たな機能や商品戦略が必要になる。

 海外でシェアを着実に伸ばしてきたソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは主力の中上位機種が欧州などで低調だった。これは成長を続ける世界市場のけん引役が新興国中心に販売される低価格品であることを示す。シャープは高機能端末を中国市場に投入すると見られ、その動向には海外展開を模索する他社からも熱い視線が注がれている。

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