2008年4月21日
デジタルカメラなどで使うメモリーカードが安くなってきました。2ギガバイトのSDメモリーカードなら、3千円くらいで買えることもあります。メモリーカードには様々な種類があり、同じSDメモリーカードでも、大きさや転送速度などが違うものがあるので、どれを選べばよいかわからない人もいるでしょう。今回は、メモリーカード選びの注意点を解説します。(ライター 猪狩友則)
■サイズや容量の違いに注意
メモリーカードの値段は年々安くなっています。デジタルカメラの普及や携帯電話の記憶メディアとして採用されたことで生産量が増え、価格が下がったのです。
その恩恵を最も受けているのがSDメモリーカード(以下SD)です。採用メーカーも多く、デジタルカメラでも携帯電話でも一番よく使われています。その分、価格も安くなったわけです。
SDには、デジタルカメラで使われている標準サイズの製品のほかに、小型化したminiSDや、さらに小さくなったmicroSDもあります。これらは主に携帯電話で使われており、アダプターを利用すれば、標準サイズのSDの代わりに使えます。アダプターは500円程度なので、パソコンが標準サイズのSDにしか対応していなかったり、miniSDやmicroSDを複数の機器間で使いまわしたりする場合は、買っておくとよいでしょう。
SD対応機器でも、SDの容量によっては使えないことがあります。特に携帯電話は、SDの容量が制限されていることが少なくありません。自分の携帯電話が何ギガバイトまでのSDを使えるのかを確認しておきましょう。
また、4ギガバイト以上のSDは「SDHC」という規格に準じており、SDHC非対応の機器では使えません。ここ1年ほどの間に発売されたデジタルカメラのほとんどは対応していますが、注意してください。SDHC非対応のパソコンで4ギガバイト以上のSDを使うには、別途、USB接続のカードリーダーが必要です。miniSDやmicroSDにも、SDHC対応の製品があります。
■デジカメでは速度も重要
ソニーが採用しているのはメモリースティックです。メモリースティックにも複数の種類があり、小型のメモリースティックPROデュオ(以下デュオ)が現在の主流です。さらに小さいメモリースティックマイクロ(同M2)は、ソニー製の携帯電話などで使えます。デュオやM2は、アダプターを介することで、通常サイズのメモリースティックに対応する機器でも使えます。
オリンパスと富士フイルムが採用しているのがxDピクチャーカードです。速度などの違いで複数の種類があり、機器によっては高速で書き込めないことがあります。自分のデジタルカメラで使えるかどうかを、店頭で確認してから買うようにしましょう。
コンパクトフラッシュ(同CF)は、サイズが大きめなこともあり、最近はあまり使われなくなりましたが、デジタル一眼レフの中上位モデルでは、まだ主流です。
SDやCFを買うときに目につくのが、○○倍速という表示です。これはCD―ROMのデータ読み込み速度(1秒間に1.2メガビット)を基準(1倍速)にして算出した、データの転送速度を示しています。数値が大きいほど、メモリーカードへの書き込み・読み込みを高速に行えます。
デジタルカメラでは、データの転送速度が速いメモリーカードを使ったほうが、連写できる枚数が多くなりますが、その分、カードの値段は高くなります。デジタル一眼レフでシャッターを押しっぱなしにして連写するような撮り方をしないなら、比較的安い120倍速程度のメモリーカードを使えば十分です。
どのメモリーカードも、大容量のものが安く買えるようになってきました。デジタルカメラに小容量のカードを差し替えて使っている人は、大容量のものを1枚買って使うことをおすすめします。