原油や輸入穀物などの高騰を背景に、8月も食料品などの値上げが相次ぐ。夏休み本番を迎えるが、消費者の財布のひもはゆるみそうにない。
「物価の優等生」とされてきた卵だが、栄養価が高いことなどが売りの「ブランド卵」の価格が上がる。売り出された90年以来で初の値上げで、養鶏の飼料代が高騰したことが響いた。クッキーなど菓子やハム、ソーセージ、レトルトカレーなどでは、価格を据え置き、内容量を減らす「実質値上げ」が進む。
冷凍食品は今年1月のギョーザ中毒事件の影響で、需要が完全には戻ってきていない。それでも国内最大手の加ト吉は、今年になって2回目の値上げに踏み切る。
値上げの波は9月以降もおさまりそうもない。ビール業界で唯一価格を据え置いていたサントリーも9月から家庭用ビール類を値上げする。コンビニエンスストアでは、店頭想定価格で3〜5%の値上げになる。さらに10月には、政府が輸入小麦を製粉会社に売り渡す際の価格も大幅に上がる見通しで、パンやパスタ、めんなどに影響が広がりそうだ。
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